クルクミンとは?
2020/04/06
目次
■クルクミンとは?
クルクミン(Curcumin)とは、ウコンの根の部分にある色素でクルクミノイドの成分のひとつです。
なお、スパイスとして流通しているターメリックはショウガ科に属する植物であるウコンの根茎を乾燥させた後、粉末にしたものです。
香辛料、食品着色料として使われているほかにも、インドでは数世紀にわたり健康維持の目的として使われています。
ウコンは、大きく分けて秋ウコン、春ウコン、紫ウコンの3つに分類されます。春ウコンよりも秋ウコンのほうが、クルクミンが多く含まれていると言われています。
クルクミンは、鮮やかな黄色をしており、カレーの独特な色みを作り出しています。
また、日本では古くからクルクミンが鮮やかな黄色の色素をもつことから布や紙を染めるのに使用されていました。

■クルクミンの最新の研究
クルクミンには、その健康機能性に注目が集まっており、さまざまな研究が行われています。
ある研究では、肝臓に酸化ストレスをもったラットにクルクミンを与えたところ、酸化ストレスが抑制されたという報告があります。アルコール性の炎症に対するクルクミンの作用についても調べられており、抗炎症作用があるという報告がされています。このようにクルクミンの働きについてはさまざまな研究がなされており、抗酸化や抗炎症作用、肝機能の強化などの生理活性を示す可能性があると報告されています。これらにより、生活習慣病の発症予防への期待が高まっており、今後の研究が進むことが期待されています。
なお、ウコンの安全性について国際機関JECFAでは、ADI(一日許容摂取量)を体重1kg当たり3mgと設定しています。ADIは人が一生涯にわたって毎日摂取し続けても、健康に影響を及ぼさないと判断される量です。
・ハウス食品グループの研究結果

実は、ウコンの中でクルクミンがどのようにして作られているのかは長い間謎に包まれたままでした。近年、ハウス食品グループの研究により、クルクミンがどのようにして作られるのかが明らかになりました。さらにウコンの中でクルクミンが作られるときに働く酵素についても研究が進められ、その酵素遺伝子が発見されました。クルクミンの生成時には2種類の酵素が働いていると考えられます。クルクミンを多く含む品質の良いウコンを作るための研究が進められているのです。
■肝機能の数値が気になりだした方は、クルビサ
肝臓は飲酒などの生活習慣や運動不足やストレスなどによりダメージを受けてしまいます。
肝細胞から酵素が血中に流れ出してしまい、血液検査における酵素値が上昇します。
クルクミンは炎症やストレスを抑制して、このダメージを緩和するため、血中の一部の酵素値を低下させると考えられています。
※ビサクロンとは、クルクミンと同様に秋ウコンに含まれている成分のひとつです。秋ウコンの全体の3~5%含まれる精油成分にごく微量に含まれています。
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